1993年12月10日、これが、週刊『TOKIのことば』の創刊日である。それか
ら数えると、先週投函した号で10年目が終わり、今週から11年目に入る。
いやーーー、我ながら、よく続いた。土岐小百合を50年近くやってるって言っちゃ
えばそれまでだけど、最初に勤めた出版社も7年でやめたし、次の丸ノ内のOLは8ヵ
月でやめたし、最初に作った編集プロダクションも3年くらいだったかな、他の人に
任せてしまったし、『デジャ=ビュ』を出していた出版社も3年くらいでゆずっちゃっ
たし、映画の宣伝も何本かやったけど……。
小学校の同級生で、いろいろ習い事をしている子がいた。次から次に習うものを変
えるのだ。長続きしないのは辛抱が足りない、飽きっぽいのはよくない、と親御さん
は嘆いているのだろうなと思っていた。ところが、彼女のお母さんは違っていると知っ
て驚いた。続くものが見つかるまで、どんどん新しいものをやった方がイイと言うの
だ。これは見識だ!
確かに続くものは続くのだ。それしかいいようがない。39年才にして、出会った
というのは、早いのか遅いのか。ウチは長生きの家系だから、あと、40年はいける
だろう。
さて、11年目の記念すべきことばを考えようっと。