写真集「たね」について語る@ラジハピ

写真集「たね」について語る@ラジハピ

杉山明久美さんのやっているラジハピで写真集「たね」について取材を受けました。
杉山さんが聞き上手なので、楽しく喋って、あっという間に終わってしまいました。
ラジオだけど、youtubeも撮ってくださったので、上のように動く私もみられます(笑い)

ラジハピの記事、私の言いたいことがうまくまとまっていて嬉しかったので、許可をいただいて転載します。
秋山さん、ありがとう。
ラジハピ、いろいろな方のインタビューが載っています。是非のぞいてみてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんな写真集見たことない!!
ともかく分厚くて楽しい、文庫本サイズの写真集『たね』が誕生しました。
生みの親である、ときたまさんに誕生秘話をたくさんうかがいました。

数か月前に取材にうかがった素敵なお店『写真集食堂めぐたま』
その時に、「秋には写真集が出ます」とおっしゃっていた、ときたまさん。
本当に完成したということで、お店にうかがってみたところ、まずは、ときたまさんのお姿にびっくり!

ショッキングピンクのお洋服には、写真のネガフィルムのような模様がアップリケ状態でくっついていて、本物の写真が入れられるようになっているんです。
なんと写真は出し入れが自由。
その時によって違う気分のものを入れることができます。
まさに歩くフォトスタンド、歩く写真展。
その洋服にぴったりの帽子もかぶっていらして、とても素敵です。

そして写真集は、言葉の通り、完成していました!

さすが、ときたまさん。
普通のモノはつくりません。
写真集は文字は全くなく写真ばかり、その数391枚、見開きでぎっしりです。

普通、写真集を作る場合は目的があって、『写真を撮ろう』と決めてから撮ることが多いと思いますが、ここに載っている写真たちはそうではありません。
ときたまさん曰く、
「iPhoneに変えた時に写真を撮ってみたら、よく撮れていたのです。そうやって撮った写真をiPhoneで見るのが楽しくて、どんどん撮りためていったんです」
その数は、1万枚を優に超えているとのこと。

そして、たまたま知り合いの方から「写真展覧会やりませんか?」とお誘いを受け、その一言で初めて見直しにかかったそうなのですが、まずは5000枚ほどプリントし、そこから絞りに絞った391作品によって出来上がったモノが、『たね』なのです。

それにしても、ときたまさんのこの写真の視点。
このセンスはどこから来るのでしょうか?
本当にとても素敵で、何気ない生活の中の空間の一コマ、「こんなおかしなものがあったの?」と、思わずクスッとくる感じです。

「写真を撮りに〇〇へ行こう」みたいな、そんな特別感とは無縁。
日常のひとコマにスペシャルが転がっているのが楽しいのです。
当たり前のはずの風景の中での、驚きや美しさ……、それにはっと驚かされます。
かなりボリューミーな写真集ですが、ページをめくるたびにワクワクすること請け合いです。

ときたまさんは、ご自身の写真集を評して、『オールジャンル写真集』とおっしゃっています。
「何でもあり。空もあって地面もあって、人もいて、車もあって、朝も夜も全部同じように見られて、それらがまとめられたらいいな。そんな思いが一冊の本になったのです。自分の言いたい世界、『オールジャンル』、日常の中に全てがあるというこのメッセージ。これを表すには、ちょっとした写真展の小さなスペースは無理です。やはり、50枚くらいの写真ではわからない。100枚でも多分言い表せない。だから、ページ数のある本というのを最初に出そうと思い、結果、約400枚の写真を載せることで、やっと何か形付けられてきた世界観なのです」と、お話される、ときたまさん。
実際に写真集を拝見すると、ときたまさんの意図はよく伝わってきます。

そして、この『たね』の写真展が行われるんです!!
ともかく、盛沢山の写真たちによって、『たね』の世界観が拝見できるとのこと。

この写真展のDM(ダイレクトメール)を作成する際、どの写真を使うかも悩んだそうです。
普通DMというと、代表的なものを1枚2枚使いますが、イメージが固定してしまわないように、『たね』らしく、たくさんの写真を使ったコラージュになっています。

ど真ん中には意味深の写真が……
すぐ近所にあるダビデ像の写真なのだそうですが、長い長いモップの先端が男性の大切なところを掃除しているように見えます。
なかなかこんなタイミングには出会えないです。

面白いものがあったらすぐ撮るというスタンスで、スマホを持ち歩いて3年半という、ときたまさん。
こういうモードになっていると引き寄せを起こすものです。

ところで、この写真集は、本屋さんにはまだ卸していないそうです。
めぐたま食堂に直接来ていただくか、『ときたま.net』でご購入いただけます。

そして、写真展会場には、ときたまさんもずっといらっしゃるそうです。
ぜひ、多くの方に写真展にも足を運んでいただけたらなと思います。

ときたま写真展『たね』
会期:2020年11月19日(木)~11 月 29 日(日)
OPEN:火~金 12:00~19:00 土・日 12:00~18:00
ナイトギャラリー 11月27日(金)12:00〜21:00
CLOSE:月曜日、祝日
会場:コミュニケーションギャラリーふげん社
〒153-0064 東京都目黒区下目黒 5-3-12
入場料:無料
TEL:03-6264-3665
MAIL:info@fugensha.jp
https://fugensha.jp

■イベント
・11月22日(日)19:00から配信
めぐたまTV「飯沢耕太郎の千夜一夜」特別編 ときたま『たね』
※会場観覧 500円
ご予約先→TEL03-6264-3665
Mail:event@fugensha.jp

・11月28日(土)14:00から
ギャラリートーク ときたま×南條史生(キュレーター/ 美術評論家)
※参加費 1000 円(要予約)
ご予約先→TEL03-6264-3665
Mail:event@fugensha.jp
※YouTube チャンネル「スタジオビッグバード」で同時ライブ配信します。(投げ銭制)

「「写真集食堂めぐたま」の、❝ときたま❞さんによる写真集『たね』について
2020.11.15ラジハピで」より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「「写真集食堂めぐたま」の、❝ときたま❞さんによる写真集『たね』について
2020.11.15ラジハピで」
https://ra-ha.com/?p=1822&fbclid=IwAR0hV8OxUGA7hwoe_EIqkdLvi12LY5qnnFSNW_sZUMC8vJlhzlZt949j548