カルメンの赤いバラ

25日金曜日に、塚ちゃん達に誘われ、サイモン・ラトル指揮のベルリンフィルとサッシャ・ワルツの振り付けによる若手ダンサーのダンスによるカルメンを見てきました。
いやーーすばらしかった。
誘ってくれてありがとう!!
それでたったの10ユーロ。

場所はTRPTOWにある、古いレンガの建物、ARENA BERLIN。
中は広い空間になっています。
今回は3方にイスが階段状に並べられ、舞台を見下ろす形になっています。

多分、200人以上のダンサーが色とりどりの様々な服を着て踊ります。
カルメンっぽいドレスもあれば、普通のカジュアルな服装の人もいる。
男子の40人くらいはダンガリーのシャツです。

彼らが、時には一緒に、時には7つくらいのグループに分かれ、同じ動きをしたり、バラバラに踊ったりします。
人が多いから、動き回ると迫力があります。
時には何人かがソロをおどることも。

それから、何か踊りが素人っぽい。
動きがぴちっと決まらないんですね。
手が挙がりきっていない人とか、ちょっとリズムに乗り切れてない人とかがいる。
その辺りが何かリアルで好きです。
わざとああいう風に踊っているのか、上手く踊れない人を集めているのか?

女性ダンサーと男性ダンサー(もしかして、女性ダンサーの組もあったきが)とのからみとか、闘牛士風の振りとか、カルメンの物語りを連想させる場面もあります。

自転車も登場。
舞台を走り回ります。
乗り捨てられた自転車の様子がまさにベルリンの街角。

ビールやコーラの入っているプラスチックの箱も積み上げられたり並べられたりして、舞台に変化をつけていました。
カフェ好きのベルリンらしい演出かな。

最後は後の外に出るドアが空き、外から光が入ります。
ほとんどのダンサーがドアの外に出ます。
舞台では男女のダンサーが最後を飾り、女性が倒れます。
オレンジ色の球がダンサー達から転がされ、フィナーレに。

ウーーン表現力がないので、伝わらないですね。
でもともかく、おもしろかった。

そして、終わってから、自由に舞台に降りることができます。
オレンジの球と思ったのは、本物のオレンジでした。
地面に、赤いバラが落ちていたので、いただいてきました。
フフフ、カルメンの赤いバラです。

以下がベルリンフィルのサイトからの流用です。

Dance Project: Berliner Philharmoniker, Sir Simon Rattle
Fri 25. May 2012 7:30 pm

ARENA BERLIN IN TREPTOW

Berliner Philharmoniker
Sir Simon Rattle Conductor
Sasha Waltz Choreographer

Rodion Shchedrin
Carmen Suite

Again the yearly dance project promises an experience to be remembered. The young dancers will, during intensive weeks of rehearsal with the renowned Sasha Waltz & Guests, be introduced to the drama and opera Carmen.

The Carmen Suite by Rodion Shchedrin is the musical basis of this project in the performance by the young dancers, the team of Sasha Waltz and the Berliner Philharmoniker under the musical direction of Sir Simon Rattle.