ネパールの少女、ラクシミの歌がいい

bd7de0aa.jpg先日、ヒマラヤ小学校のマネージャーである吉岡大祐サンに会った。

彼は鍼灸師。なので、マネージャーとともに、ネパール癌協会でも活動している。もちろん、ネパール語はぺらぺら(かどうかは、私では判断できないが、もう、10年もネパールにいるし、学校で勉強していたのだからペラペラに違いないと思っているのです)。

会ったら、すっかり彼のファンになってしまいました。
どんな人かと言われると難しいのですが、謙虚で、ちゃんと行動していて、しょっちゅう笑って、コトバが正確で、今を大切にしていて、先のことも考えていて……。
ともかく会って帰った後、とっても気分が良くなったのです。私自身が元気になったし。
また会いたいなあと思わせる人でした。
ブログがあるので、読んでいただけると、彼の人柄がわかると思います。
http://blog.livedoor.jp/hsf/

彼が関わっているヒマラヤ小学校は2004年4月に開校、現在(2008年)、幼稚園2クラス、小学校1~5年まで合計7クラス、4歳から22歳まで135名の子ども達が学んでいる。

日本人有志の支援のもと、貧しい子供達が安心して学べるよう完全無償教育を実施。
ヒマラヤ小学校で学ぶ子ども達は貧しいだけでなく、ネパール社会に根強く残るカースト制度の中でダリットと呼ばれる「不可触民」に属し、社会から厳しい虐げを受けている子ども達が多く学んでいるとのこと。
ネパールで遅れている女子教育の充実に力を入れると共に、卒業生の経済的な自立を目指した様々な職業訓練にも取り組んでいる。
学校自身も経済的に自立して行けるよう色々考えているみたい。

詳しくはサイトで
http://www.ikueikai.org/

そして、ラクシミのCDです。
ラクシミはヒマラヤ小学校の生徒、多分15歳。
彼女は悲しい事件にあった。

村人からの言われぬ中傷によりラクシミの父、タリバブ・ナピット(57)が、夫婦喧嘩の末、妻のラマ(30)を撲殺するという痛ましい事件が起こった。村人の通報により父親は逮捕され、僅か6ヶ月の審理の末、「殺人罪」で懲役21年の極刑を受けて、服役中なのだ。

でも、その悲しみを乗り越え、彼女は歌を作り、去年の8月、歌唱コンテストで一位に輝いた。
その歌を含むオリジナル曲5曲が入ったCDが出来上がった。
その名も「ねがい」。

これが、いいのだ。
アメリカンポップに毒されていないメロディに乗せて歌う、ラクシミのちょっと不安定な声が心に残る。
彼女の人生が、歌声に出ているからなのだろうか。
私は「がんばれネパール人」が耳について離れなくなってしまった。

詳しくは
http://www.ikueikai.org/laxmi08-06-cd.htm

1枚1000円。
上野のめぐり
http://www.holoholo.co.jp/

で売っているが、もし、買いたいという方があれば、土岐までメールくだされば、お送りします。
よろしくお願いします。