鎌鼬の里日記2 展示とワークショップの準備をやりました。

2018年9月20日
田代滞在二日目。

この日の仕事、一つ目は田代の行事食のワークショップの打ち合わせ。

今回の鎌鼬の里芸術祭への参加は、田代の行事食についてのワークショップを田代のウィメン(田代の女性たち)と一緒にやって欲しいという話から始まった。

田代では、正月、田植え、お盆、稲刈りなどなど、毎月どころではない、月に何回も行事が行われていた。
その度に、行事食を作っていたのだ。
その記録をまとめた「田代の行事食」(田代婦人部、平成6年3月4日刊)を読んで、何をやったらいいかなあと考えたました。

「田代の行事食」の一部がサイトに載っています。
http://www.pref.akita.jp/ogachikm/nourin/nousonseibi/green/kusabana/kusabana2005.html

ただ、話を聞いたり、写真を見るのではなく、実際に作るところを見たり、参加者も一緒に作ってみたりできるのがいいなあ、ということで、思いついたのがお餅。
稲作が中心の田代にあって、お餅は神への捧げ物であると同時に、ご馳走。
何かと言うと餅つき、毎月どころではなくついていたようです。
そして、行事によっていろいろな形に成形されていました。

そこで、お餅をついたり、形作ったりしたながら、お餅を中心にした行事食の話を聞くことにしました。
そのご相談を、斎藤絹代さんと阿部祥代さんとしたのでした。
行事食のパネル展示のことや、どんなお餅を作るのかなどを決めました。
楽しくなりそう!
IMG_5805
今日のやることの二つ目は展示の準備。
ワークショップをやるなら、ぜひ展示もと慶応アートセンターの森下隆さんにお願いして実現しました。
写真を見たら、あまりに素敵な建物で、ぜひこの中で展示したなあと思っちゃったんです。

一晩考えて、展示場所は渡り廊下がいいかなと、実際に展示してみました。
どの長さがいいかと、二通り吊るしてしばし眺めます。
写真に見えるのが渡り廊下。

IMG_5737
今日は、お試しをして、明日決定することに。