「ガルガルキノコを語ろう、食べよう」のご報告

ちょっと遅くなりましたが、10月27日に行った岩出菌学研究所の原田栄津子さんをゲストにお迎えしての
「ガルガルキノコを語ろう、食べよう」の会のご報告でーーす。

当日は2部構成。
ガルガルとオオイチョウタケの香が充満した部屋の中で、まず、1部はガルガルトーク。

原田栄津子さん(岩出菌学研究所、農学博士)が、2004年にチリにガルガルに会いにいった時のエピソードや、ガルガルの栄養価の話しをしていただきました。
聞き手は飯沢耕太郎さん(きのこ文学研究者)。

gargal2
これが、ガルガル。
和名:アンニンコウ。
ガルガルは南米チリ、アルゼンチンの南緯40度以南に広がるパタゴニア地方に自生するきのこです。
花びらのように薄い形で、生の状態では菌糸から杏仁のような香りがします。
舞茸の仲間でサルノコシカケ科の大変珍しいきのこです。

ガルガルについて詳しくは以下のサイトに。
チリでの原田サンの様子も載っています。
http://www.gargalgirl.com/?mode=f2

岩出菌学研究所では、ガルガルを研究・開発しています。
2006年には世界で初めて人工栽培に成功し、現在はガルガルを使ったサプリ「ガルガルガール」も発売しています。
ビタミンDが豊富だそうです。女子にいいとか。

発売はシエン。(岩出菌学研究所グループの一つ。製品開発、販売をしているところ)
原料として、岩出菌学研究所のキノコを買うことできるらしいですヨン。

ガルガルガールについて
http://www.gargalgirl.com/?pid=51710914

シエン、岩出菌学研究所については
http://www.o-shien.com/profile.html

そして、2部はおかどめぐみこ作のきのこ料理。
もちろん、ガルガルも食べました。

●メニュー
○これがガルガルだ!! ガルガルをそのまま味わう!!(焼いて食べました)
岩出菌学研究所で栽培しているガルガルを豪華に食す第一弾。
前日に採られたものが、宅急便で27日の朝、やってきました。
ただ、ごめんなさい、これは写真がないんです。

○ガルガルの天ぷら
P1000012
略して、ガル天!!
私は焼いたのよりも好きでした。
根っこの方も味が濃い!

○ガルガルと菊の花と青菜のしたし

○オオイチョウタケのソースと豚のソテー
岩出菌学研究所が三重県津市美杉地区で自然試験栽培しているオオイチョウタケ(地元ではスギタケ)。

130927_2317
これが生のオオイチョウタケ。

今回は乾燥させたものでソースを作りました。
醤油が入っているので、洋風にも、和風に豆腐にネギでもおいしい。
P1000011
あっという間に食べてしまって、残り物ですね。
そーすがよくわかんなくて、ごめんなさい。

○オオイチョウタケの炊き込みご飯(ヒメマツタケ米)
P1000013
干したオオイチョウタケの戻し汁で炊きました。
濃厚な味。
マツタケご飯よりおいしいとの声もあり。

130930_0933
これが、岩出菌学研究所の社長が作っている姫マツタケ米。
岩出菌学研究所では研究・開発のひとつとして、「姫マツタケ抽出エキス」を利用した稲作栽培を実施しています。
それを散布するとのこと。

P1000019
味を見るために、白飯も炊いてみました。
って、写真に撮っても、違いは分かりませんね。
でもうまい!
栽培の様子は
http://blog.gargalgirl.com/?eid=920996

○オオイチョウタケとマッシュルームのグラタン
オオイチョウタケはクリームともあいます。

○マッシュウルームとクレソンのサラダ
P1000010
マッシュルームの培地も送られて来たので、ホントの採りたてのマッシュルームでつくりました。

○マッシュルームとシイタケのソテー
料理してくれたおかどサン曰く「炒めて、こんなに水分が出たことが無い」というほど、瑞々しいマッシュルームでした。

○コウちゃんのカナダ土産のアミガサタケと鳥の手羽元のクリーム煮
P1000009

○九頭竜川の天然鮎の甘露煮

*ガルガル、マッシュルーム、シイタケ、オオイチョウタケ、ヒメマツタケ米は全て、岩出菌学研究所で作っています。

ワイワイ、楽しい仲間とおいしいものを食べる、幸せな一時でした。
それにしても、イヤー、生態も、栄養素も、そして味も、キノコは奥が深い。

料理を作ってくれたおかどサン、おいしかったよん。
オオイチョウタケソース、日持ちするし、いろいろ使えていいですね。
おかどサンのサイト。
http://meguriko.com/

そして、原田サン、岩出菌学研究所の皆さん、特に社長の隈谷利光さん、本当にありがとうございました。
また来年も、ガルガル食べたいなあ。もちろん、オオイチョウタケも。
あっ、マッシュルームも(欲張りな私です)。
今後とも、末永ーーく、よろしくお願いしまーーす。